ドイツローカルクラブでの2シーズンを、体験記として公開しています。ドイツ社会人サッカーの「リアル」をお伝えできれば幸いです。
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奇跡の勝利の翌日、会社に出社しました。
ここでも祝福の嵐。
観戦に来てくれた、Hさん(同僚のフランス人女性)が、facebookに、試合結果をあげてくれたようです。
Hさんは、私がプレーしている写真を印刷して、自分の机に何枚も貼っていました(笑)
上司にあらためて、観戦のお礼を伝えると
「鳥肌が立った。良いものを見せてもらった」と言ってくれました。
6日後、試合前日の土曜日の夜。
いつも通り、グランドを散歩していました。
明日はいよいよ運命の最終戦。
ドイツで、本気でプレー出来るのは残りわずか。
私にとっては、W杯、チャンピオンズリーグ。
ただひたすら、勝利を祈りました。
帰国を10日後に控えた、6月5日、最終戦をホームで迎えました。
相手はリーグ4位のチーム。
11位の私たちは、引分け以上で、順位をキープでき、入替戦に回れます。
(12.13位は自動降格)
前節に結果を出し、練習でも体がキレていましたが、残念ながら10番を付けることはできませんでした。
4ー4ー2の、左サイドハーフで先発。
全員が、集中していました。
格上相手にも関わらず、主導権を握ることができました。
私も左サイドでドリブルを仕掛け、いくつかチャンスを作ることが出来ました。
劣勢の相手チームは、前半の途中からフォーメーションを3ー5ー2に変えてきました。
私は、システム上のミスマッチを埋めるため、より一層上下動を繰り返さなければなりませんでした。
我慢の時間帯も、気持ちのこもった守備でしのぎ、前半終了間際に左利きのファンタジスタ、ルーカスのゴールで先制に成功しました。
後半も、チームは素晴らしい一体感でした。
プレーしながら、このチームの一員であることを幸せに感じていました。
私は、守備で無理が効かなくなった後半15分に交代。
その後、快速ウイングのシュスターが、FKを決めて2ー0。
1点を返されたものの、途中出場したFWのダニエルがゴールを決め、3ー1で勝利を収めることが出来ました。
【引用:http://www.bvb.jp/photos/?req_year=2017&req_month=5】
得失点差で順位を1つ上げ、10位でフィニッシュ。
20試合で勝点12だったチームが、残り4試合で勝点9を獲得し、順位を13位から10位に上げ、自動降格を免れました。
全てが綱渡りでしたが、何とかここまで辿り着いた、、、。
入替戦は残っていますが、ひとまず充実感を噛みしめました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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