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忙しい社会人必見!効率的にサッカーが上手くなる方法まとめ

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「社会人サッカーの困りごと」を、仕組みで解決した実例を公開しています。同じようなことに困っている方のお役に立てれば幸いです。

ライタープロフィール

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この記事は、
社会人になっても限られた時間でサッカーを続けている私が、「効率的にサッカーが上手くなる方法」についてまとめたものです。
自分の体で実験を繰り返してわかった「満足に練習できない環境で、サッカーが上手くなる方法」をお伝えします。
 
■1.ゴールを決めるための優先順位を整理する。
ゴールを決めるために必要なものは、単純化すると4つしかありません。
 
健康
ゴールへの意識
ポジショニング
武器
 
上にあるほど、重要度が高いです。
これからサッカーを始める人をイメージしてみて下さい。
 
最も重要なのは「健康」。
元気いっぱい走ることさえできれば、ゴールを決める可能性は0ではありません。
 
次に「ゴールへの意識」。
ゴールから逆算して判断することは、チームとして、個人として、ゴールを決めるための基本です。
 
そして「ポジショニング」。
ボールを受ける位置さえ良ければ、技術が低くてもゴールを決められるようになります。
こぼれ球を押し込むなどのシーンです。
 
最後に「武器」。
例えばドリブルやジャンプヘッド、一瞬のスピードなどの個性。
ボールを受けた時点では優位に立てず、相手と戦わなければならない状況で試されます。
 
私たちは、練習時間が十分にあった学生時代の癖で、どうしても「武器」を磨きがちです。
しかし、学生と社会人の練習環境は違います。
満足に練習できない社会人は、まず「武器」を使わずにゴールを決める方法を考えましょう。
サッカーに費やせる時間が限られているので、磨くものの優先順位を見極めることはすごく大切です。
ドリブルシュートより、こぼれ球を押し込む方が簡単。
「武器」を使うことは、手段であり、目的ではありません。
 
■2. 「社会人になってから上手くなる」方法を理解する。
「社会人になってから上手くなる」方法はシンプル。
①今まで磨いたことがないものを磨く。
もしくは
②今まで磨いてきたものを違う方法で磨く。
 
健康→ゴールへの意識→ポジショニング→武器の順で、磨くものを選んでいきましょう。
「重要でありながら、今まで磨いてこなかったもの」を見つけられればベストです。
 
■3.「健康」を磨く。
健康→ゴールへの意識→ポジショニング→武器の順に沿って、まずは「健康」から。
じっくり考えてみると、あなたの体にはまだまだ成長の余地が残されています。
私の場合、「健康」に関する悩みが2つありました。
ふくらはぎがつりやすいことと、ハムストリングが肉離れしやすいこと。
学生時代は毎日練習し、週に2回ふくらはぎとハムストリングの筋力トレーニングを行っていました。
そこまで鍛えても、上記の悩みを解決できませんでした。
社会人になると練習頻度が減り、悩みはより深刻なものに。
当然、学生時代と同じトレーニングをする時間はないので、別のアプローチを試してみることにしました。
 
ふくらはぎについては、学生時代よりトレーニングの強度を下げて、頻度を上げてみました。
軽い筋力トレーニングを、毎日3回行う習慣にしたのです。
時間がないので、歯磨きをしながら行うことにしました。
毎日やっていることに紐づけると、簡単に習慣化するのでオススメです。
 
 
効果はすぐに出て、試合中に全くふくらはぎがつらなくなりました。
(学生時代にこのトレーニングをしていれば、と悔やむほどの効果、、、)
 
ハムストリングについては、学生時代とは全く違うアプローチをしました。
これまでは鍛えてばかりでしたが、「柔らかくする」ことにトライ。
4週間の開脚プログラムに挑戦しました。
筋力トレーニングと違い、つらい、苦しい感覚はありません。
しかし、効果は抜群。
あっという間に、ハムストリングの肉離れをしなくなりました。
(こちらも学生時代からトライすれば良かった、、、)
 
 
②今まで磨いてきたものを違う方法で磨く
の有効性を、身をもって知りました。
 
■4.「ゴールへの意識」を磨く。
サッカーでも仕事でも、全ての判断は「ゴール」から逆算して下されることが理想です。
「仕事ができる人」と「仕事ができない人」を分ける基本的な要素として「ゴールの明確さ」と「それを意識する頻度」が挙げられます。
サッカーの場合、ゴールは明確ですので、「ゴールを意識する頻度」が重要です。
前の試合の、自分の判断を振り返ってみて下さい。
「全ての判断が、ゴールを意識して下された」と言える選手は稀だと思います。
例えば私の場合、、、
 
先日の試合で、ペナルティエリア外から、利き足でない左足で無理矢理シュートを打ったシーンがありました。
社会人になってキック力が落ち、どう考えても入らない状況。
その時の判断を思い出すと、目的が、「ゴールを決めること」から「シュートを打つこと」にすり替わっていたように思います。
 
左サイドの高い位置。
得意の(厳密には学生時代に得意だった)ドリブルで突破を試みて、ボールを取られた場面。
冷静に考えると、味方の左サイドバックが追い越す動きをしていたので、もう少し待てば2対1の状況を作れました。
 
目的がいつの間にか「ゴールを決める」から「ドリブル突破をする」にすり替わっていました。
判断の良し悪しは、「ゴールを意識した、ゴールから逆算したものかどうか」で決まります。
いま一度、基本中の基本を意識し直しましょう。
 
■5.攻撃の「ポジショニング」を磨く。
「守備のポジショニングの原則は?」
学生時代に、何度か聞かれたことがあると思います。
「ボールを持った相手と自分のゴールを結んだ線上に立つこと」です。この原則は日本中で理解されています。
「攻撃のポジショニングの原則は?」
瞬時に答えられるでしょうか?
恐らく、ほとんどの人が答えられません。
学生時代に教えてもらったことがないからです。
守備と違い、攻撃のポジショニングの原則は明らかに曖昧です。
日本中で理解されている明確な原則は、ありません。
つまり、学ぶ余地が残されている。
少し学ぶだけで、他者より優位に立てるということです。
私は、社会人になってから岩政さんの本で学びました。
 
 
攻撃のポジショニングの原則は「自分と相手ゴールを結んだ線上に相手を立たせないこと」。
 
そのために大切なのは、
相手の背中に立ち
相手がボールに目線を奪われた瞬間に
相手が動いた方向の逆をとる
ことです。
こうすれば、ボールを受けた時に、自分とゴールを結んだ線上に相手は立てません。
ポイントは、とにかく相手の背中に立つこと。
自分の背後が見える人間はいないからです。
論理的に、どうしても見失ってしまう立ち位置、タイミングがあるのです。
 
私はこの原則を知ったことで、劇的にゴール数が増えました。
学生時代より走れないし、技術も落ちているにも関わらずです。
90分のうち、ボールに触れているのは3分程度だと言われています。
ボールを受けてからの練習を重視しがちですが、ボールを触っていない87分の大切さを理解しましょう。
 
■6.「武器」を磨く。
最後は、「武器」について考えてみましょう。
私の一番の「武器」は、小学一年生から磨き続けたドリブルでした。
しかし、社会人になると、この武器はどんどん衰えていきました。
練習不足でボールタッチの感覚が狂い、年齢を重ねるごとに体のキレを失ったからです。
そこで、①今まで磨いたことがないものを磨くことに決めました。
ドリブルより試みる機会が多くて、年齢を重ねるほど上手くなるもの。
 
「トラップ」を磨くことにしました。
理由は、学生時代から2つの変化を感じていたからです。
1つ目はポジティブな変化。
攻撃のポジショニングが上手くなり、ボールを受ける際に余裕を持てるようになったこと。
2つ目はネガティブな変化。
スピードが衰え、フルスピードで動いても効果的なプレーにならなくなったこと。
つまり「余裕を持ってプレーできる」かつ「急がず、ゆっくり、的確にプレーするしかない」状態になったのです。
この状態と相性が良いのがトラップでした。
相手より優位なポジションでボールを受け、スピードに頼らず、落ち着いて的確なトラップをする。
トラップを大切にしようと意識しただけで、学生時代と比べて明らかに納得できるトラップが増えました。
学生時代より、練習頻度が減っているにも関わらずです。
若い頃はデタラメな位置でボールを受けて、ドリブルで何人も抜いてゴールを決めていました。
今は、原則に沿った位置でボールを受けワンタッチシュート。もしくは的確なトラップをして相手が来る前にシュート。
「戦わずして勝つ」感覚で、ゴールを決める機会が増えました。
 
■7.まとめ
1.ゴールを決めるための優先順位を整理する。
健康→ゴールへの意識→ポジショニング→武器の順で磨く。
2. 「社会人になってから上手くなる」方法を理解する。
①今まで磨いたことがないものを磨く。
もしくは
②今まで磨いてきたものを違う方法で磨く。
3.「健康」を磨く。
じっくり考えてみると、あなたの体にはまだまだ成長の余地が残されています。
4.「ゴールへの意識」を磨く。
全ての判断を「ゴール」から逆算して下す。
5.攻撃の「ポジショニング」を磨く。
攻撃のポジショニングの原則は「自分と相手ゴールを結んだ線上に相手を立たせないこと」。
6.「武器」を磨く。
年齢に応じて磨くべき武器が変わる。
 
以上、「忙しい社会人必見!効率的にサッカーが上手くなる方法まとめ」でした。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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