ドイツローカルクラブでの2シーズンを、体験記として公開しています。ドイツ社会人サッカーの「リアル」をお伝えできれば幸いです。
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11月中旬から、リーグは中断期間に入ります。
私の所属チームは、1月末まで完全オフでした。
もちろん、オフの期間中も自主トレに励みますが、基本的に雪が積もっているため、まともに外を走ることもできませんでした。(ミュンヘンは北海道とほぼ同じ気候)
2月から、チームでのトレーニングが再開されました。
初めの2週間のトレーニングは、特に印象的なものでした。
平日の夜は、2人1組でのボールを使った基礎練習と、グランド周りのハイスピードランをひたすら繰り返すもの。
グランドは膝の高さまで雪が積もっており、走るために相当なパワーが必要です。
私は短距離走、長距離走共にチームトップクラスの速さでしたが、このパワーランニングでは、平均的な速さでした。
(雪の中を走るのはパワー系の選手の方が速い)
土曜は2部練習。
午前中は、クラブハウス内の体育館で90分間のサーキットトレーニング。
重いボールを投げるセクションでは、ドイツ人とのパワーの違い、骨格の違いを思い知りました。
クラブハウスのレストランで、無料のランチを食べ、午後は近くの湖まで、雪の中をランニング。
公園に集まり、ようやくサッカーができると思いましたが、始まったのはラグビー。
膝まで雪に覆われて身動きが取れない状態で、ドイツ人のタックルに対抗することなどできず、全く見せ場なし。
唯一楽しめたのは、一度だけ、平日の夜に屋内サッカー(5vs5)をプレーした時でした。
フットサル経験者の私と、チームメイトの実力差は歴然。
毎週この練習をすれば良いのにと思いました。
監督に話してみると、ドイツでは屋内サッカーは人工芝であれ、体育館であれ、足首の怪我のリスクが高いのでできるだけやりたくないという考えが一般的とのこと。
パワー偏重のトレーニングが、これからも続くことを覚悟しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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