ドイツローカルクラブでの2シーズンを、体験記として公開しています。ドイツ社会人サッカーの「リアル」をお伝えできれば幸いです。
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この記事は、
読者の皆様からお問い合わせをいただくことが多い
「ドイツサッカーの給与事情」についてまとめたものです。
公的なデータだけでなく、私がドイツで得た生の情報も含めて、できるだけ具体的な数字をお伝えします。
特に、ドイツサッカー留学希望者の方に役立つ情報となっています。
サッカードイツリーグの平均年俸は、どれくらい?
ドイツの経済サイト、イギリスのスポーツ紙によると、、、
ードイツ1部リーグ : 2億6600万円(2014年)
ードイツ2部リーグ : 約5500万円(2016年)
ードイツ3部リーグ : 約1400万円(2016年)
Jリーグの平均年棒と比べると、その凄さが際立ちます。
ーJ1 : 約2000万円(2016年)
ーJ2 : 約400万円(2016年)
ーJ3 : 算出不可能(プロ契約、アマ契約が混ざっているため)
ドイツでも、日本でも、1-3部がプロリーグです。
ドイツでは3部リーグで年棒1000万円超え、、、。夢がありますね。
ドイツ3部リーグのレベルは?
ドイツ3部リーグと契約するには、J1レベルの実力が必要です。
平均年棒を比べると、ドイツ3部リーグとJ1は近い数値になっていますね。
日本で所属しているリーグに、2部を足したリーグが、ドイツでプレーするリーグの目安と考えて下さい。
1部、2部と比べ、よりフィジカルの要素が強いドイツ3部リーグ。
残念ながら、日本人との相性は、良くないと言えます。
実際、日本人選手が3部で結果を残してステップアップした事例は、ほとんど聞いたことがありません。
ドイツサッカー留学で、「プロを目指す」の実際は?
プロ志望の日本人留学生の場合、、、。
4部以下のリーグで、プロに準ずる内容の(好条件の)契約をすることが、当面の目標になります。
日本人がドイツ3部リーグまで辿り着くことは本当に稀で、4部まで上がって、他国に移籍してプロ契約というケースがほとんどです。
ドイツでは、1-3部がプロリーグ、4-5部がセミプロリーグ、6-12部がアマチュアリーグ。
4部以下の平均年棒は、明らかになっていません。
待遇は選手ごとに違いますが、私が関わった選手の事例だと、、、
5部で、月約18万円+家と車というケースがありました。
サッカーだけで、何とか生活していけるレベルと言えるでしょう。
6部だと、月6ー10万円ほどのオファーをよく聞きます。
特別な例ですが、6部で十分生活できる破格の給料をもらっていて、4部からのオファーを給料が下がるので断ったという話もあります。
私が関わったプロ志望の留学生は、6部からスタートし、上を目指すケースが一番多いです。(JFLレベルの選手)
ちなみに、元ドイツ代表のクローゼ選手は、W杯で得点王になる2年前まで、ドイツ7部リーグでプレーしていました。
下部リーグでもレベルが高く、結果を残してステップアップしていくことは、簡単ではないことを認識しておきましょう。
まとめ
ードイツ3部リーグの平均年棒は、約1400万円。
ープロ志望の日本人留学生は、4部以下で好条件の契約をすることが当面の目標。
ー6部でも、サッカーの給料だけで生活できるケースもある。
この記事が、日本サッカーの発展に少しでも貢献できれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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