ドイツ社会人サッカー体験記

保存版!!!ドイツローカルサッカークラブでの、初めての練習で感じたこととは?

ドイツ社会人サッカー体験記

ドイツローカルクラブでの2シーズンを、体験記として公開しています。ドイツ社会人サッカーの「リアル」をお伝えできれば幸いです。

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7月下旬、初めての練習参加の日を迎えました。

 

平日の19:30からの練習であったため、昼間はいつも通り働いていました。

 

滅多に緊張をすることがない私ですが、この日は昼食後から何だか落ち着かず、ソワソワ。

(本来仕事に支障が出てはいけないのですが…)

初練習直前の緊張は、仕事でミュンヘンオフィスに初めて出社した時を上回るものでした。

 

仕事も5年間本気で取り組んできたつもりでしたが、サッカーには小学1年生から大学4年生まで16年ほど人生を捧げてきました。

当時は、サッカーで絶対に負けたくないという気持ちが、仕事のそれより大きかったのだと思います。

(就職後5年間サッカーをしていなかったとはいえ)

 

まだまだ明るいミュンヘンの19:00。

クラブハウスで着替えを済ませ、新たなチームメイトにHello程度の挨拶をし、グランドに向かいました。

 

トレーニングに先立って、全員の前で自己紹介の時間をもらいました。

フォルラン選手が、セレッソ大阪の入団会見で「おおきに」と挨拶し、話題になったのが5ヶ月ほど前。

現地の言葉で挨拶をすることが大切だと感じた私は、会社で何度もドイツ語の自己紹介をしていました。

 

【引用:https://www.cerezo.jp/news/2014-02-13-2/】

 

「はじめまして」

「日本から来ました」

「サッカーとビールが大好きです」

「ワールドカップ優勝おめでとう、このタイミングでチャンピオンの国でプレーできることを、本当に幸せに思います」

(2週間前に優勝したばかりでドイツはこの話題で持ちきり)

ドイツ語で私が挨拶を終えると、割れんばかりの拍手が起こりました。

 

海外では、日本人はパスをもらえないと聞いたこともあり、チームメイトに受け入れてもらえるか不安でしたが、まずは最初の一歩を上手く踏み出せたことに、ほっとしました。
(ドイツに来てから3ヶ月、アジア人、日本人だからと差別されることは一度もありませんでしたが)

 

よくよく聞くと、この日グランドに居たのは1st-3rdチームまである中の、2ndチームの選手達。

(1stチームがドイツ8部リーグ)

 

サッカーをもう一度やろうと決めてから、約2ヶ月ほど自主トレーニングをしていたので、私のコンディション上々。

トレーニング開始から15分ほどで、どう考えても私の方が上手いことがわかりました。

(チームメイトは止めて蹴るも怪しいレベル…)

 

最後のメニューのミニゲームが始まると、フットサルタイプの私との技術の差は歴然。

次第にチームメイト達は私のことを「カガワ!!!」と呼び始めました。

トレーニングが終わると、「おまえは本当に上手いな」と何人かの選手が集まってきました。

 

彼らは

「日本人はテクニックがあるし、速い」

「香川や岡崎、他の日本人も素晴らしい選手ばかりだ」

と言ってくれました。

 

私が心配していたような「日本人はサッカーが下手」という感覚が一切ないことに驚き、彼らが私を優しく受け入れてくれたのはこれまでの日本人選手のおかげだと感じました。

 

リーグ開幕まで残り1ヶ月。

1stチームがいなかったとはいえ、十分にやれるという手応えを得て、初練習を終えました。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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