ドイツローカルクラブでの2シーズンを、体験記として公開しています。ドイツ社会人サッカーの「リアル」をお伝えできれば幸いです。
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6月14日、アウェイでの入替戦第2戦を迎えました。
水曜の第1戦から、日曜の第2戦まで練習はなく、私は再び召集外でした。
この試合、印象的だったのは、3週間前まで2ndチームに居たルーカス(左利きのファンタジスタ)が、スタメンで、10番を付けて出場したことです。
私が出張していた2週間で、見事にチャンスを掴んだのです。
発端は、ブルガリア人センターバックが仕事の都合で退団、帰国したこと。
その玉突きで、攻撃的なポジションに空きができました。
たまたま私も出張中だったため、彼に出場機会が回ってきたそうです。
彼はそこで見事にゴールを決め、入替戦での10番、スタメンの座を勝ち取りました。
チームは、コーナーキックからあげた1点を守りきり1ー0で勝利。
見事、残留を決めました。
【引用:http://www.bvb.jp/photos/?req_year=2017&req_month=4】
クラブハウスに戻り、セレブレーションパーティが始まりました。
ひたすらお酒を飲み、歌い、踊りました。
盛り上がりが最高潮を迎えた頃、チームメイトがおもむろに外に出始めました。
ユニフォームを着て、太鼓を叩き、チームの応援歌を歌いながらクラブハウスの前の公道を連なって歩き、勝利のダンスを踊りました。
車線を遮る法律違反ギリギリのお祝いでしたが、走行中の車は止められたにも関わらず、軽くクラクションを鳴らし、笑顔で祝ってくれました。
ルーカスではなく、私が入替戦で活躍していれば、もっとパーティを楽しめたのかもしれない、、、。
嬉しさ半分、悔しさ半分という感情でした。
来シーズンは、サッカーの優先順位を上げ、何としても10番を背負ってチームに貢献したいと決意を新たにしました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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