ドイツローカルクラブでの2シーズンを、体験記として公開しています。ドイツ社会人サッカーの「リアル」をお伝えできれば幸いです。
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9月下旬からの1ヶ月は、猛烈な仕事に追われ、練習、試合ともに全く参加できませんでした。
年に2回行われる展示会と、ロシアで大きなプロジェクトのプレゼンテーションがあったからです。
この1ヶ月は、心身ともにボロボロになるまで仕事をしました。
特に初めての展示会では、ヨーロッパ人の同僚とのビジネススキルの差を目の当たりにし、自分の能力の無さを痛感しました。
一生忘れられない、意識のスイッチが切り替わる経験でした。
今思えば、本当に苦しい期間でしたが、その後の成長を加速させてくれる、かけがえのない日々でした。
この頃は、仕事もサッカーも苦戦し、日本人の個性とは何か、どうすればチームに貢献できるのかをずっと考えていました。
もちろん、答えは簡単に出るものではありません。
ただ、仕事で成果に繋がった考え方を、サッカーにも水平展開できそうだという感覚がありました。
展示会終了後の10月下旬。
1ヶ月練習に行けないまま迎えた3rdチームのホームゲーム(第11節)で怪我をし、ウインターブレーク前の残り3試合の欠場が決まりました。
コンスタントに練習に参加できなければ、怪我のリスクが増える。
仕事を上手くマネジメントし、ある程度余裕がなければ、サッカーで結果を出すことはできないなと、痛感しました。
サッカーと仕事を両立することはできませんでしたが、無我夢中で仕事をしたこの期間は、一生の財産となりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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